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(期日前投票所の母) |
4月6日は統一地方選がが告示されて3日目です。今回の選挙は私にとって大事な選挙です。安倍内閣による集団的自衛権の閣議決定を経て、いよいよ戦争のための法案が着々と準備されている最中です。安倍総理は憲法が変わっていないのに自衛隊のことを「我が軍」と表現しました。何かとてつもない危なさを感じます。日本国憲法の平和主義はいったいどこに行ってしまうのでしょうか?
私はこの統一地方選の期日前投票を行うにあたり、改めて戦争体験者である母から戦争前後の話をしてもらいました。北海道の稚内市での女学校時代、稚内市曲淵や幌延町や豊富町での教師や鉄道事務員などの仕事を通じての経験から、戦争になると戦地の兵隊だけではなく、日本に残された庶民の生活も激変したとのこと。
同年代の男性が自分の身近なところから次々と兵隊に召集されていなくなる。物資が不足に陥り、食べ物も配給制となってしまった。戦争が終わって、食べ物はいよいよ不足した。自分の身近なところで飛行場整備の仕事で数多くの朝鮮人が働らいていた。出張先の札幌市で戦闘機による機銃掃射を経験したなど思いだせば「戦争ほどいやなものはない」とのことです。
日本国憲法の下で平和な時代を生きてきた私には、すぐには想像の及ばない話もありましたが、概ね戦争は何としても阻止しなくてはいけないとの思いは共有することが出来ました。天候に恵まれましたので、私と一緒にゆっくりと歩いて、期日前投票所に出向き、統一地方選の投票(前半分)を終えることが出来ました。私と母の投票の判断基準は、地方選挙とは言え国会での戦争法論議が控えていることから、日本国憲法9条をきちんと踏まえて、戦争に反対出来る政党の候補者を選ぶということです。