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2016-01-18

喜びも悲しみも幾歳月

(自宅のテレビで)
NHKBSプレミアムの映画「喜びも悲しみも幾歳月」を観た(1月15日)。私はこの映画を小学生の頃に映画館で見た覚えがある。

木下恵介監督の描いた内容が子供の私には十分には理解出来ていなかったが、音楽が耳に残った。その後、カラオケが登場してマイクで歌う時代になると、私は「喜びも悲しみも幾歳月」を持ち歌にして唄っていた。家族カラオケ時代も我が家のテーマソングとして良く皆で歌った。

今回、映画を改めて観ることで、木下恵介監督の戦争や家族についての思いが良く伝わってきた。戦後71年目のきな臭いこの時代にこそ木下映画がふさわしいと思った。 

2016-01-13

埼玉県の穏やかな正月

(願いの一投)
(列をなす人々)
年が明けて穏やかな日が続き、関東地方は10日すぎまで、洗濯と布団干しを毎日実施出来た。北海道で育った私の子供の頃の正月風景とは全く異なっている。

正月3日には国会前で「アベ政治を許さない!」と澤地久枝さんの呼びかけに応えて声をあげてから、家族で浦和の調(つきのみや)神社を訪ねた。人出は少し減っていると見込んでのことだったが、列をなして待つこと30分、ようやく賽銭場までたどり着くことが出来た。

私は今年の政治状況は日本国憲法を守りぬけるかどうかの正念場と心得ている。お賽銭が5円では少ないかと思いつつ、投入した。神様も金額の多少ではなく各人の決意のほどと寛容さを示してくれるかも知れない。とにかく、7月の参議院選挙は必ずやってくる。孫たちのために悔いを残さず頑張ろうと思う。 

2016-01-08

1月5日、母は満年齢90歳に

(90歳の誕生日)
(誕生日はケーキで)
今年1月5日に私の母、玲子は誕生日を迎えて満年齢90歳となった。昭和元年の生まれで北海道で73歳まで過ごし、平成11年から関東地方に移住して17年目になる。

昨年末に転倒し、尾骶骨を打ってしまったことから、足腰の痛みで室内を手押し車の助けを借りて移動する状況となり、回復までには相当の時間を要することになった。

しかし、何とかできる部分は自立して行うとの姿勢は一貫している。第二次世界大戦の日本降伏時は丁度20歳、青春時代を戦争とともに過ごした世代でもある。

つくづくと「戦争にだけは二度とまきこまれたくない」とつぶやいてきた。私はこの母親の感覚だけは大事にしなければと思っている。  


餅は食べたが忘れるものか!戦争法の強行採決!

新年は快晴続きで清々しい気分だった。しかし、私は昨年9月から心に残している悔しい気持ちがある。それは安倍政権による国会での戦争法強行採決である。今年こそ悔しさの「倍返し」を実現できるチャンスの時だ。私は同じ気持ちであろうと推測する人々の呼びかけに応えて行動した。その三日間で安保(戦争)法への市民の怒りは強烈であると確信できた。




(国会正門前で抗議)
(国会正門前に集合)
1月3日は澤地久枝さん提唱の「アベ政権を許さない!」アクションに国会正門前で参加した。150人以上がいたと思うが、やはり女性の参加が目立つ集会だった。 





(国会議員会館前)
(議員会館側の国会議事堂)
1月4日は国会議員会館前での国会開催日に合せた「総がかり行動実行委員会の呼びかけ」に応えて、生協だれでも9条ネットワークの一員として参加した。仕事始めの昼の時間帯、この時間枠を比較的自由に使える人々3,800名が集った。







(新宿駅西口付近)
(新宿駅西口からハルク側)
1月5日は市民連合が呼びかけた「安保法制廃止 安倍政権ノー 野党は共闘」の新宿西口集会に出掛けた。駅周辺では様々な人々が足を止め、5,000人以上が参加した。ここでは若者たちの姿が目立っていた。

 

2016-01-07

2016年、日本国憲法公布70年目の今年

(玄関の生け花)
2016年関東地方は年初から穏やかな日が続いた。我が家では1日、2日と玄関を飾り、お餅を食べ、初日の出、初夢と味わい、家族一同が集まって正月の酒と正月料理を楽しんだ。 

安倍政権は庶民は餅でも食えば、戦争法の強行採決(2015年9月19日)など忘れてしまうと考えているようだが、庶民の一人である私は「あのことは決して忘れるものか」と正月早々思ったものだ。

幸にして今年は参議院選挙は必ず行われる。これを好機ととらえて一年を過ごそう。

2016-01-02

ポルトガルの旅その8(ポルトガル国会議事堂前にて)

(ポルトガル国会前)

今回のポルトガル旅行は再びリスボンに戻り、リスボン市内を散策して旅を終えた。市内散策のなかにポルトガル国会が組み込まれ、訪問した日は休会中だったが、衛視2名が立っているのみで警戒厳重の趣はなかった。

日本の国会との違いを感じつつ、遠く日本を想って、こぶしを突き上げて見た。帰国後の状況も少しは想定していたかも知れない。ちなみにポルトガルはEUのなかで緊縮財政を進めてきたが、これをめぐる国民の意見が割れ、社会党首相のもと政権運営に苦慮している現状があるとのこと。

3月のイタリア8日間、12月のポルトガル10日間旅行でヨーロッパの歴史の積み重ねを強く感じた。一方でヨーロッパ諸国の世界各所にあった植民地地域の経済的格差についても思うところがあった。 



ポルトガル旅行その7(Portalegre 13世紀頃からの城が残る街)

(白壁の街並み)
(石畳の道路)
リスボンから東に向かう高速バスの拠点駅Portaregreがある。

この街を通過してスペイン国境近くの三つの町を訪問したが、リスボンへの帰路にあたり街中で一泊した。

今回の旅で印象に残った石畳と白い壁はこの街でも同じで、坂道に張り付くように街が構成されていた。 


(高速バスから撮った電信柱の巣)
ポルトガルではコウノトリが生息している。中部の米作地帯を通過した際にも電信柱に数多くの巣がかかっていた。

ここPortaregreには歴史的な建造物である城や教会が残されていて、教会の屋根にはコウノトリの巣がかかっていた。