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2015-05-31

9条こわすな・戦争させない!5.31オール埼玉総行動に参加

 
(5.31オール埼玉総行動)
私は本日5月31日に「9条こわすな・戦争させない!!5.
31オール埼玉総行動」に参加しました。雨の予報を覆して晴天の暑い日となりましたが、会場のさいたま市北浦和公園には1万人を超える参加者が集まりました。

 私は妻、娘、孫の4人で集会に行きました。散会後、参加者は三つのコースに別れてパレード(デモ行進)を行い、沿道の埼玉県民に戦争反対、集団的自衛権の閣議決定撤回などを呼びかけました。私たちのコースは北浦和公園からJR与野駅まででしたが、シュプレヒコールへの反応も温かいものがあると感じることが出来ました。


(パレード出発を前に)
 我が国の国会では今、まさに安保法制(戦争法制)論議が行われています。私などはテレビや新聞報道での政権与党の不誠実な対応ぶりに腹の底から怒りを覚え、草の根の活動から何とか日本国憲法の平和主義を守ろうと考えています。

 本日の5.31オール埼玉総行動では「~『憲法違反の閣議決定撤回』『9条こわすな・戦争させない!』の国民の声は、いま大きく広がろうとしています。私たちは戦争立法に反対する全国的な運動に連帯し、『辺野古新基地ノー!』と不退転の覚悟で日米政府に対峙する『オール沖縄』のたたかいとも連帯して、国民的な運動の大きな広がりをつくりだしていくために、全力をあげて行きます。~」との5・31オール埼玉総行動アピールを採択しました。この声をさらに広げたいと思います。


2015-05-29

安保法案(戦争法案)の国会審議入り

 5月26日から国会で安保法案(戦争法案)の審議が始まりました。安倍内閣が昨年7月1日に実施した「集団的自衛権の閣議決定」から与党他内調整を経て、本年5月14日には「平和安全法制整備法案」とされる10の改正法案と新法「国際平和支援法案」が閣議決定され、これらをいよいよ国会審議の俎上に載せたのです。

 私はこの歴史的な法案審議に大いに関心を寄せています。何故ならこのまま法案を通すことになったら、日本国憲法の「平和主義」が安倍内閣によって事実上壊されることになると思うからです。その意味で私は国会の論戦で法案の中味が国民に明らかになることを望んでいます。

 しかし、私はこの法案審議の進め方に多いに疑問に感じています。
 一つは、すでに安倍首相が4月29日に米国連邦議会上下両院合同会議で演説を行い、『この夏』には関連法案の整備を終えたいと明言したことです。我が国の国会論議が始まる以前に他国の議会で他国の国民の代表者に約束するのは「禁じ手」と思います。

 二つ目は4月27日にはニューヨークで外務・防衛閣僚会合(2+2)を開催し、自衛隊と米軍の役割分担を定めた『防衛協力のための指針(日米ガイドライン)』を再改定したことです。そこには国際的な活動における協力に海洋安全保障を掲げ、ホルムズ海峡を念頭に戦時の機雷掃海で自衛隊と米軍は協力しあうと明記されているのです。このことは戦後70年間、日本国憲法が平和主義のもと海外で戦争はしないとの『専守防衛』に風穴を開けることになります。こんな大事を何故国民の得心を得る幅広い論議を経ないで行てしまうのかと安倍内閣への不信感が高まります。

 私は国会論戦にも関心を寄せ、マスコミ媒体を通じて論戦の状況を把握するよう努力していますが、現在までのところ、与党安倍政権の不誠実な説明と答弁ぶりに腹の底から怒りが湧いています。私などはこの法案を通すと日本の自衛官のリスクは飛躍的に高まるのではないかと予想しています。しかし、政権の説明者はリスクは高まらないと繰り返すばかりで、何故そうなるのかについての理由を全く説明しないのです。いったい立法府(国会)を何と心得ているのか、あきれるばかりです。これからはこの法案に込めた意味を国民へ正直丁寧に説明するよう求めます。

 

2015-05-25

武甲山(1304m)ファミリー登山

(武甲山頂上)
5月22日は埼玉県は快晴。ファミリー登山で秩父の武甲山(1304m)を目指した。川口から秩父方面への移動は車を利用したが、圏央道・関越道が荷崩れ渋滞で横瀬到着まで3時間を超えてしまった。

登山開始は午後からとなったが、武甲山はひたすらの登りで、御嶽神社の52丁目を目指してマイペースで歩いた。結果的に通常は2時間と記載されている標準時間を大幅に超過してしまった。



(林道)
しかし、登山道の足元は十分に整備され、歩きやすく、登山初心者には取っ付きやすい山だと思った。5月の終盤でもあり、やや汗が出たが、緑も濃く、時折の山の花が爽やかに感じた。

今回はファミリー登山2回目の試みだったが、無事に自宅近辺にもどり、御贔屓にしている一茶庵にて打ち上げを行った。楽しい時間を過ごすことが出来て良かった。

2015-05-24

ネパール在住の友、小澤重久さん

(ネパール音楽のつどい)
小澤重久さん(在カトマンズ)はネパールの大地震に遭遇しましたが、無事に難を逃れ、現在は日本に一時帰国中です。多忙な中ですが日本国内で「ヒマラヤからの贈り物~ネパール音楽のつどい」を開催し、ネパールの伝統芸能を伝える活動と地震被災支援活動を展開中です。

 サーランギ奏者(ネパールの伝統楽器)としてネパールで著名なパラート・ネパリさんは小澤重久さんのネパールでの音楽師匠にあたります。今回の大地震や余震で自宅が半倒壊してしまったとのことですが、被災前からの企画である日本国内での音楽活動を継続しています。

(懇親交流会)
過日、5月12日には小澤さんの元の職場である日本生協連の一室をお借りしてネパール地震の報告会と音楽の夕べを開催しました。私はHEE-NEP(Healthy Education and Environment Nepal)を通じてネパールの貧しい子ども達の就学援助を中心にした里親の会の活動に加わっています。
その縁もあってこのつどいに参加しました。

 私は小澤重久さんとは日本生協連で一緒に仕事をした経過もあり、実行委員長役を引き受けました。幸い50人以上が参加し、懇親交流会にも40人以上が参加しました。この日は関東地方に台風が来て、大雨となったのですが、ネパールへの暖かい気持ちが満ち溢れた時間となりました。

2015-05-16

戦争法案への日弁連会長声明

(この世代を戦争にとられたくない)

 私は一昨日(5月14日)の安全保障関連法案(戦争法案)の閣議決定、昨日(5月15日)の同法案の国会提出の動きに怒りを覚える一庶民(66歳)です。

 私は戦後民主主義教育の中で日本国憲法の大切さ、そしてその意義を学校教育の現場で学んできた者の一人です。今、日本国憲法の平和主義はこの憲法制定以来の未曾有の危機に瀕しています。

 私は新聞等に掲載された戦争法案の条文を読み始めましたが、法律の文章は判りにくいと率直に思っています。この法案に込められた真の狙いは今後、国会論戦等で明らかになっていくと思いますが、日本の民主主義を支える三権分立の一つ、司法を支える弁護士たちの集団である日本弁護士連合会の会長が、すかさず声明を発表しました。

 その結び部分を紹介します。「~本法案は、徹底した恒久平和主義を定め、平和的生存権を保障した憲法前文及び第9条に違反し、平和国家としての日本の国の在り方を根底から覆すものである。また、これらの憲法の条項を法律で改変するものとして立憲主義の基本理念に真っ向から反する。さらに、憲法改正手続を踏むことなく憲法の実質的改正をしようとするものとして国民主権の基本原理にも反する。~」
 
 全文は(安全保障法制改定法案に反対する会長声明)で検索してください。

 私はこの声明が今日の日本国憲法をめぐる事態をどのように把握すべきか、簡明に表現していると思いました。この問題を考える材料の一つとして、参考のためこのブログで紹介しました。











2015-05-14

安保法制(戦争立法)は危険過ぎる、拙速な審議は許されない

(5月14日17:30新宿駅東口)
(2015年5月14日新宿駅東口)
安倍政権は全くどこを見て政治を行っているのか、そして、政権与党の自民党、公明党も同じ穴のムジナに違いない。大体にして本日閣議決定しようとしている「戦争法案」は国民・有権者のまともな理解を得られるのか?私はこのような事態での閣議決定は許されるべきではないと考えている。

 「我が国及び国際社会の平和及び安全の確保に資するための自衛隊法等の一部を改正する法律案要綱(一括法)」
~この中には「自衛隊法の一部改正」、「国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律の一部改正」、「周辺事態に際して実施する船舶検査活動に関する法律の一部改正」、「武力攻撃事態等における我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全の確保に関する法律の一部改正」、「米軍行動関連措置法」、「特定公共施設利用法」、「海上輸送規制法」、「捕虜取扱い法」、「国家安全保障会議設置法」の改定が含まれる。

 国際平和共同対処事態に際して我が国が実施する諸外国の軍隊等に対する協力支援活動等に関する法律案(海外派兵恒久法)

 この戦争法案のタイトルをなぞるだけでもいやになってしまう。その内容たるやさらに解かりにくい。あれもこれも安倍政権が昨年7月1日に「集団的自衛権の閣議決定」から無理にことを運んでいるからに違いない。要するに日本国憲法の制約があって、制限的に自国を防衛する任務しか遂行できなかった自衛隊を米軍などとともに海外での戦争を仕掛ける枠組みを作りたいというのがその本質ではないか。

  そうであれば、日本国憲法の改定問題が必ず登場する。私たち国民・有権者に憲法の改定の有無を聴かなければならない道理だろう。安倍政権のこれまでは国民・有権者の完全無視、米国議会の喝采だけを得るためだけに、拙速に物事を運ぼうとしているとしか思えない。こんなことは絶対に許せない。

私はちいさな草の根ひとつとなって全国に反対の声を広げていくつもりだ。

2015-05-10

平和といのちと人権を!5・3憲法集会に参加

 
(5・3憲法集会のパンフと虹小旗)
私は5月3日の憲法記念日に、埼玉県川口市からJR湘南新宿ラインに乗って横浜駅まで行き、みなとみらい線に乗り換えてみなとみらい駅に降り立ち、昔の職場の人々10数名とおちあいました。

 私は安倍政権の昨年7月1日の集団的自衛権の閣議決定、今年の5月米国議会における安倍首相の演説、この秋に予定しているという安保法制(戦争法制)の国会論議、これらの矢継ぎ早の現政権による政策提示に極めて姑息で危険な戦争準備と日本国憲法改悪の臭いを感じています。

 
 
(5・3憲法集会)
(晴天の5・3憲法集会)
これらの危機感を共有するする3万人の人々が横浜の臨港パークに集いました。私も「生協だれでも9条ネットワーク」という、憲法を基軸にしてものごとを考えていこうという緩やかな集団の方々とともに参加しました。

 私は「9条の会の呼びかけ人」である大江健三郎さん、澤地久枝さんらの話を聞き、戦争反対の行動を起こす時がきていると確信しました。

2015-05-09

コープネットからの呼びかけ、平和な未来をー戦後70年を迎えてー

(生協から届く印刷物)
私は2015年4月22日づけの「平和な未来をー戦後70年を迎えてー」とのコープネットグループ全理事長連名の呼びかけを高く評価しています。コープネットの一組合員として、安倍政権による戦争立法が粛々と進む中、時宜にかなう大事な意志表明と受け止めました。

 ここでは戦争を知らない世代が国民の大半を占めるなかで、戦争の悲惨さ、核兵器の恐ろしさと言った事実が風化しつつありますが、私たちは決して過去を忘れてはならないとしてドイツのワイツゼッカ―元大統領の「過去に目を閉ざすものは、現在も見えなくなる」と演説から引用しています。

 そして、世界各地の武力紛争で犠牲となり命をなくした人々の数は計り知れないとし、こうした愚かで悲しい事態を、決して受け入れることが出来ないし、武力に武力で対抗することは負の連鎖を生むだけで何の解決にもならないとしています。

 1951年の日本生協連創立に際して「平和とより良き生活こそ生活協同組合の理想であり、この思想の貫徹こそ現段階においてわれわれに課せられた最大の使命である」と宣言しました。コープネットグループの理念には「人と自然が共生する社会と平和な未来を追求します」と掲げています。平和は生協の活動の前提であり土台ですと書かれています。

 戦後70年を迎え、平和の尊さを認識し、二度と悲惨な戦争を起こさないことを決意します。そして戦争の歴史を十分に学び、世界の平和のために、一人ひとりが何が出来るかを真剣に考え、行動していくことを呼びかけています。私はこの呼びかけはとても大切なものであると確信しました。
<原文は以下のコープみらいのホームページに>

http://www.coopnet.jp/topics/docs/150422_heiwanamiraiwo_sengo70.pdf

 この原文はインターネットを使える人はコープみらいのホームページから見に行けます。もし、仮に組合員であってインターネットの使えない人には、活字の印刷物を配布することが出来たら素晴らしいと私は思います。

アジサイとカステラで母の日のプレゼント

(アジサイと母)
(アジサイ)
私は母の日にアジサイとカステラのプレゼントを生協の宅配を通じて贈っている。今年もそれを実行した。10日にはやや早いが5月7日に品物が届いた。

 今年は予想以上に見事なアジサイが届いて90歳母はたいそう喜んでくれた。







(カステラ)
(コーヒーとカステラ)
このアジサイを眺めながら一緒に届いたカステラをいただいた。

 コーヒー好きの母は「コーヒーの愛飲家は病気の罹病率が相対的に低い」との最近の話題をネタにして会話を楽しんだ。

 大正15年生まれ、青春時代を日本の戦争とともに20歳までを過ごした「戦争大嫌い」の我が母に、アジサイとカステラでプチ親孝行ができたことで、私もとても良い気分だった。

2015-05-07

茅野市の中村梧郎展

(JR茅野駅構内直結)
先月思い立って長野県茅野市を訪ねた。4月18日から5月17日まで開催される「ベトナム戦争終結40周年 中村梧郎展」を見ることが目的だった。

茅野市美術館は地域にゆかりの深い作家を紹介している。2015年がベトナム戦争終結40周年とのことから、岡谷市出身のフォトジャーナリスト中村梧郎さんの写真展を企画した。

茅野市へは初めての訪問だったが、JR茅野駅に直結した茅野市美物館の立派な施設にまずは驚かされた。美術館の住所は茅野市塚原一丁目1番1号茅野市民会館内で市民の憩いの場にもなっている。

(茅野市美術館入口)
中村梧郎さんは45年間に渡り、激戦のベトナム、その後の枯葉剤エージェントオレンジによる人体被害を追い続けている。

この取材はベトナム、アメリカ、韓国で続けられ、薬剤被害がベトナムの人々とその子孫に留まらず、兵士として戦闘に参加したアメリカ、韓国の人々とその子孫に重大な被害をもたらしている実相を写し撮っている。

展示会場には「戦場の枯葉剤」(岩波書店)中の有名な写真~作戦で枯れたマングローブ林とフン少年~のその後や長年の粘り強い取材活動の成果が圧倒的な迫力で並んでいる。

2015-05-06

支那事変従軍日誌(石塚幸市著)

(支那事変従軍日誌)
 今年のこどもの日は快晴に恵まれました。私は千葉県大多喜町を訪ね、孫を同行して義父のお墓参りに行きました。私の義父、故・石塚幸市は大正4年生まれ、昭和12年の盧溝橋事件の直後に22歳で召集令状が届き、中国大陸を転戦しました。

 戦後は大多喜町議会議長なども務め、活躍しましたが、平成10年に83歳で亡くなりました。平成7年の戦後50年の節目に「支那事変従軍日誌」として従軍中に書き溜めていた日記の一部を活字にしました。

 この日誌の大半は徐州会戦の際に、自らの腰に下げた図嚢(カバン)が被弾して吹き飛ばされ、戦闘終了後に僅かに残った部分を持ち帰ったと言います。

 昭和12年7月~13年5月までの記述ですが、私のような戦後生まれで、直接の戦闘行為に想像が及ばない者に、昭和10年代に中国大陸を衛生兵として従軍していた時代の貴重な体験を書き残してくれました。