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2015-05-07

茅野市の中村梧郎展

(JR茅野駅構内直結)
先月思い立って長野県茅野市を訪ねた。4月18日から5月17日まで開催される「ベトナム戦争終結40周年 中村梧郎展」を見ることが目的だった。

茅野市美術館は地域にゆかりの深い作家を紹介している。2015年がベトナム戦争終結40周年とのことから、岡谷市出身のフォトジャーナリスト中村梧郎さんの写真展を企画した。

茅野市へは初めての訪問だったが、JR茅野駅に直結した茅野市美物館の立派な施設にまずは驚かされた。美術館の住所は茅野市塚原一丁目1番1号茅野市民会館内で市民の憩いの場にもなっている。

(茅野市美術館入口)
中村梧郎さんは45年間に渡り、激戦のベトナム、その後の枯葉剤エージェントオレンジによる人体被害を追い続けている。

この取材はベトナム、アメリカ、韓国で続けられ、薬剤被害がベトナムの人々とその子孫に留まらず、兵士として戦闘に参加したアメリカ、韓国の人々とその子孫に重大な被害をもたらしている実相を写し撮っている。

展示会場には「戦場の枯葉剤」(岩波書店)中の有名な写真~作戦で枯れたマングローブ林とフン少年~のその後や長年の粘り強い取材活動の成果が圧倒的な迫力で並んでいる。

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