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2012-11-10

一時帰国(I'm in Japan now)

中学生のマラソン大会と母
南アのケープタウンから日本へと10月30日に2度目の一時帰国をしました。今、埼玉県の自宅で過ごしています。今回は「様子見帰国」となりました。実は9月の「敬老の日」に私の母(86歳)が転倒して右手と右大腿部を骨折してしまい、その後、入院、手術、リハビリを経て退院が決まり、10月30日に自宅に帰宅することになったことから、母が日常生活を滞りなく実施できるかどうかを私は自分の目で確認したかったのです。

数多くの高齢者がこの大腿部骨折によって長期の入院を余儀なくされる事例を知っていましたので、遠く離れたケープタウンでもどかしい思いをしていました。転倒後、43日間で退院できると聞き、実際のところどこまでリハビリが進んだのかと不安がありました。しかし、それは杞憂となりました。私の到着を待つまでもなく、母は自ら部屋の片づけなどに汗を流していました。手も足もそして口も以前にも増して十分に機能していました。この様子に心から安堵することが出来ました。
今回は母と同居の孫(私の娘)が適切に対応し、骨折したその日に埼玉協同病院まで連れて行き、病院側がただちに入院、検査、手術、リハビリと素早く身体の機能回復に向けた処置をしてくれたことがとても良かったと思われます。

訪ねた喫茶店の庭先で
さて、気が付くとまさに日本の深まる秋景色、近くの公園の木々たちも葉を紅葉に染めています。朝夕はそれなりに寒く、間もなく木枯らしが吹く季節となっています。道路脇の枯葉も目に付き始めました。とある快晴の日に母を誘って、散歩しました。距離にして約片道1km、ゆっくりと歩いて何回か利用したことのある小さな喫茶店でコーヒー(ブルーマウンテン)を飲みました。客は私たちのみで深まる秋の日差しを感じながら、老いても母子の会話を楽しみました。私は主に現在進行中の南アでの様々な経験について話しました。アフリカについては固定的なイメージしかもっていない母ですが、息子夫婦が体験していることとしてしっかり聞いてくれました。いくつになっても親の立場は変わらないということのようです。

ケープタウンはちょうど春から夏への時期、道路脇の木々の緑も色濃くなった季節です。4月からの7ケ月間で二度にわたり真逆の季節を体験しました。このブログで何をお伝えすべきか迷いましたが、次回以降は一時帰国で感じる南アフリカのことを書きたいと思います。

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