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2014-01-16

明や清国と琉球王国の歴史ー沖縄の旅②

首里城の守礼門
沖縄の那覇空港について友人Wさんにまず案内されたのは首里城です。首里城は14世紀末に造られた琉球独自の様式を持った城です。琉球王国の歴史は長く、14世紀は中国は明の時代、日本では南北朝時代にまでさかのぼる必要があるとのことです。中国からの使者を受け入れるにあたって門構えや場内のつくりに様々な工夫がなされているとのことです。守礼門には琉球王国は礼儀を重んじる国であるとの趣旨が書き出されています。中国大陸との友好を重んじた歴史を感じさせます。この首里城は世界遺産に指定された沖縄の城(グスク)の一つです



識名園の池
玉陵
他国からの使者を迎えるための工夫は、1799年に造られた識名園という琉球王家の別邸にも見受けられます。狭い敷地にも関わらず道順に工夫を凝らして、来訪者を楽しませるつくりになっています。すなわち、池の周りを歩きながら景色の移り変わりを楽しむ廻遊式庭園と言われるそうです。この識名園も世界遺産に指定されています。
1501年に建てられた琉球王家の墓である玉陵(たまうどぅん)を訪ねました。ここも世界遺産に指定されています。

これらの世界遺産は第二次世界大戦の沖縄戦で大変な被害を蒙りました。それらを戦後に多大な費用と歳月を投入して修復しています。首里城は今も修復作業が続いていました。これらの世界遺産を訪問して感じることは沖縄は14世紀の昔から大陸中国との友好を重んじ、歴史を積み上げてきたという事実です。沖縄の今を考えるにあたり、どうしても省けない大切なことがらと思います。

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