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2012-07-16

ネルソン・マンデラ・デー(Nelson Mandela Day)

ロンドンのマダム・タッソー館にて
 ネルソン・マンデラさんは1918年7月18日に南アフリカの東ケープ州に生まれました。彼の自伝Long Walk to Freedomでは以下のように書いています。(at Mvezo,a tiny village on the  banks of the Mbashe River in the district of Umtata, the capital of the Transkei.)
 
 彼は明後日に94歳になられるのですね。南アフリカの皆さんは1994年に全人種参加の総選挙を行い、アフリカ民族会議(ANC)を自分たちの未来を託す与党政党として選出し、当時のANCの議長だったネルソン・マンデラさんを南アの8代目の大統領に据えました。この時から南アは虹の国として歩みだしたのです。


ザピロさんの書籍
  20世紀の象徴的人物とも云えるネルソン・マンデラさんはケープタウンの大きな書店などに行くと、ほぼ間違いなく特別のコーナーが設置され、彼に係わる書籍や写真集が販売されています。
 ロベン島を訪ねると彼の言葉を印刷した絵葉書や書籍、ユダヤ博物館に行くと彼はアパルトヘイトと戦った人として本や写真集のコーナーが設置されています。

 また、こちらでは著名な漫画家のザピロさんは「The Mandela files」という本を出しています。その他にも数えきれないほどの研究書、関連図書が出され続けています。政治家としての功罪は多分あるのでしょうが、彼は南アの国民に間違いなく愛されているなと感じます。日本には果たしてこのような人物はいるのでしょうか?


フリーのAtlantic Sun紙(7/12)から
  こちらのAtlantic Sunというフリーの新聞に「What are you doing for your 67 minutes?」との見出しで記事が書かれています。これは2009年に「ネルソン・マンデラ・デー」が国連の国際デーとして定められ、翌年の2010年に彼が92歳の誕生日を迎えるにあたって、アパルトヘイトと戦った67年間を思い起こし、他者のために67分間の時間を費やすことが呼びかけられたことに由来しています。 
 私もたまたまこの南アフリカケープタウンで、約1年間を過ごすという時間を与えられたわけですから、この20世紀の巨人について、少しでも良いからその精神を学びとりたいと考えています




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