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アフリカペンギン |
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ボルダービーチのペンギンたち |
藤原一也の南ア(ケープタウン)滞在も残り僅かになりました。引越し荷物もきれいさっぱりと運び去られて何か清々しい気持ちです。一年間の滞在でしたが、この地で経験した事柄は私には人生のプレゼントになりました。「百聞は一見にしかず」で外国だからこそ実感できることって実際にあるものですね。
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身分証(ダーバンのクワムール博物館) |
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警官に身分証を示す(人形展示) |
南アはアパルトヘイト時代にパス法によって黒人の身分証の所持が義務付けられていたのですが、1960年3月21日にシャープビルでこれに抗議中の人々が虐殺されました。1966年に3月21日を「国際人種差別撤廃デー」とする国連決議があり、南アでは1994年から「人権の日」となりました。
たまたま息子夫婦が南アでリサーチのために滞在中でしたので、この「人権の日」休日を利用して私には4回目の喜望峰ツアーを実施しました。快晴に恵まれチャップマンズ・ピーク・ドライブを経由し、ボルダービーチでアフリカンペンギンを観察しました。そしてこれまでは雨や強風に見舞われたケープポイントが見事に晴れあがって、素晴らしい眺めでした。いつもは灯台のあるルック・アウト・ポイントまでケーブルカーで行くのですが、初めて徒歩で登ってみました。足が疲れましたが、とても楽しかった。
南アの歴史はヨーロッパ列強によるアフリカ大陸進出の歴史と不可分です。そしてここにはアパルトヘイトを乗り越えて、いわゆる「虹の国」を実現したネルソン・マンデラさんという不屈の人材とともに数多くの記憶に残る人々の肉声が記録され保存されています。これらの歴史に学ぶことは私にとって重要なことと思います。今後も南ア動向には注目していきたいと思います。
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