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2013-11-11

ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会の「継承センターの基本構想」

東京・主婦会館プラザエフ2013.11.2


2013年11月2日に私は「ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会」の「『継承センターの基本構想』実現をめざすつどい」に参加しました。この20文字の長い名称の会に、私は元の職場の上司だった伊藤和久さんが定年退職後に取り組んだことから関心をもち始めて、2011年12月の設立から参加しています。この日のつどいでは会の行なおうとする事業の中でも柱となる「継承センター」の基本構想が論議されました。



東京・主婦会館プラザエフ2013.11.2
私はこの日の基調講演を行った一橋大学名誉教授の濱谷正晴さんの話を聞くことができてとても良かったと思っています。継承センターは「被爆者たちによる原爆とのたたかい(運動)を人類のあゆみ・歴史に刻むアーカイブスである」との趣旨を様々な言葉から説明してくださいました。

私は北海道の生まれということもあってか、成人に達するまでは周辺になかなかヒバクシャの方は現れずということでしたが、私の元の職場、日本生協連の元・会長竹本成德さんが広島で被爆された話を聞き、書かれた本(最後のトマト)を読んではじめて実感をもってヒバクシャのことを考えることが出来ました。

ヒバクシャの皆さんに残された時間は本当に少なくなってきていると思います。確かに「原爆のことを自らの体験として語れる=被爆者の声が直接聞ける可能性は、とみに狭まりつつあるのである」と思います。「”センター”に行けば(インターネットでアクセスすれば)、被爆者(死者をふくむ)に出逢うことができる」とのフレーズは私に勇気を与えてくれます。今後も注目していきます。

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