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2012-08-13

ロンドンオリンピック観戦について(Thinking of the London Olympics)

南アの新聞記事
 
昨日(8月12日)、ロンドンオリンピックが閉会したとのことでこちら南アの新聞Sunday TimesやWeekend Arugusにもスポーツ欄で総括的な記事が載っています。南アは合計6個のメダルを獲得しました。ボートや水泳競技で3個の金メダルを得ています。さらに両足義足のオスカー・ピストリウス選手は陸上男子400mで準決勝まで、1600mリレーでは決勝進出を果たしました。その他、陸上女子800m銀メダルを獲得したキャスター・セメンヤ選手などが話題に上っています。

 
 キャスター・セメンヤ選手は2009年の世界選手権後に性別疑惑の指摘を受けて、性別検査や薬物検査を受け、1年間の出場停止を経て疑惑を晴らし、今回、見事に銀メダルを獲得しました。
 セメンヤ選手はロンドンで「もし、五輪で何かを達成出来たら、7月18日に94歳の誕生日を迎えたネルソン・マンデラ元大統領に捧げる」と話した経過があります。約束を果たすことが出来て本当に良かった。

 私はたまたまオリンピックの開催期間日程のほとんどを日本で過ごしました。オリンピックのテレビ観戦者として男女サッカー・女子バレーボール・体操・レスリングなどを熱心に見ました。ひたすら日本チームや選手が勝つことを願って応援しました。日本選手団の成果もかってなかったレベルと思います。しかし、ケープタウンで南ア選手の情報を中心に五輪を振り返って見るとまた別の視点での思いがあることを知りました。

 南アでのオリンピック応援については、「南ア選手の勝利を願うとともに、人口の9割を占める黒人(アフリカ人、カラード、インド人)の活躍を願う」などの日本では想像の及ばないことがらがあるようです。「水泳は白人の活躍する代表的な競技だが、今回、金メダルを獲得したボートチームには黒人選手がいて、その勝利が嬉しかった」などの南ア人の知人の発言がありました。

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