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2013-09-02

ネルソン・マンデラさんの退院

 本日9月1日は南アフリカ共和国から嬉しいニュースが飛び込んできました。プレトリアの病院に入院していたネルソン・マンデラ元大統領が「重篤だが安定した容態」とのことで自宅療養に切り替えて退院したとの報道です。

 7月18日のネルソン・マンデラ国際デーの頃、すなわち95歳の誕生日前後は大変厳しい病状が伝えられていただけにその驚くべき生命力・ねばり強さには心から感動しています。

 
マンデラハウスを訪ねた子供たち
マンデラハウス
南アフリカ共和国にはネルソン・マンデラさんらの功績を讃える数多くの施設がありますが、プレトリアのマンデラハウスを今年3月に訪れたことを思い起こしました。

 そこはかって住んでいた住居ですが、世界各国から訪問者が訪れます。また、そこでは南アの子供たちが集団で訪ね、マンデラハウスの解説者から南アの歴史やネルソン・マンデラさんについての話を聞いている様子を見聞しました。

 ネルソン・マンデラさんの素晴らしいところは私の考えでは27年間もの牢獄生活に耐え、選挙によって初代大統領に就任して権力を手にしてからも、アパルトヘイト時代の歴史的事実を掘り起し、「虹の国」としての国民的和解を推進した努力にあると思います。

 南アフリカ共和国の現実は経済的な貧富の差の拡大はじめ、民主主義の定着度合などまだまだ改善すべき事項が数多いと思います。1994年から始めた新しい国造りを、いわば国父の立場で出来るだけ長く見守って欲しいと心から思います。

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