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2012-06-20

アンゴラのジョージ(A I.H student from Angola)

アフリカ大陸の人々は現在約10億人を突破して世界の人口の15%程度を占めているそうです。その中で人口が多い国はナイジェリア、エチオピア、エジプト、コンゴ、南アフリカ、タンザニア、スーダン、ケニア、アルジェリア、ウガンダ、モロッコ、ガーナ、モザンビーク、マダガスカル、コートジボワール、カメルーン、アンゴラなどと続きます。GDPの順位で並べると南アフリカ、エジプト、ナイジェリア、アルジェリア、モロッコ、アンゴラと続きます。

説明を追加
 こんなことを調べた理由は、アンゴラから語学学校に学びに来ているジョージのことを少し書きたかったからです。彼とは同じクラスで英会話の勉強しています。詳しくは話しませんでしたが、米国系の石油会社に勤める40代の中堅です。今週には研修を終えて、アンゴラに戻る予定です。このアンゴラについてはポルトガルの支配から独立した後に長く内戦が続き、その内線には外国の勢力であるアメリカ、旧・ソ連、キューバ、中国、南アフリカなどが絡んで国土が相当に疲弊したようです。     2002年にようやく内戦が終結して、10年間ほど全方位外交で豊富な石油資源などを活用した経済成長を果たしているとのことです。このような国の経過からか、彼はポルトガル語が話せてブラジルから来ているクラス仲間と意思疎通が出来ていたようです。また、フランス語も堪能でガボンから来ている仲間とはそちらで意思疎通を図っていました。

喫茶店で雑談中
 ある日、こちらの学校の教師のバーバラとフランスから来たオリビエとアンゴラのジョージと喫茶店で話した時に警察の質のことが話題になり、「お金を拾ったら決して警察に届けるようなバカなことはしない」との話に私が反応して「日本では落し物は警察に届けるし、警察官はそれなりの賃金を得て、社会の中では信頼されている存在だ」と話したところ皆さんに大変に驚かれました。日本とは異なり、こちらの実態はそういうことなのかもしれません。

 また、貧困や暴力の話題は尽きることがなく、これらのことを如何に克服するかが、それぞれの国の政治の課題だと思わされました。もちろん平均寿命は日本の半分程度の国だと思いますので日本における大きな政治的課題は「高齢化とそれに伴う福祉の充実」といった私の話がなかなか理解されないことも当然のことだったかもしれません。そんな状況ですが民主主義や国民の勤勉性とそれを支える教育などについては、少しはその重要性を伝えることが出来たのではと思います。ジョージは「アンゴラに住む家族が一番の誇りだ」と言います。来週から、また母国で元気に仕事に励んでもらえたらいいなと思います。

1 件のコメント:

  1. ピンヤさん、元気そうですね。
    日本の高齢化や福祉事情、警察について交流できるほど語学が身についてきているということですね。
    英語学校のクラスも上級に進級したということで、おめでとうございます。
    今、私の「ブログリスト」の(更新)トップにあった南アフリカレポートを読みにきました。

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