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2012-04-25

Public Protector(護民官)

4月24日付のCape Times
 
 南アフリカ共和国では民主主義を強化する制度の一つとして、同国憲法9章でPublic Protector(護民官)、Sousth African Human Rights Commissiion、(人権委員会)Commission for Gender Equality(男女平等委員会)、Electoral Commision(選挙管理委員会)などを規定しています。1996年に議会によって初めて任命されました。この護民官制度は政府からは独立した存在として現在のトゥリ・マドンセラさんに引き継がれているのです。

 現在の南アフリカ共和国におけるトゥリ・マドンセラ護民官の社会的位置づけは高く、その発言は報道各局(テレビ・ラジオ)、各紙誌(新聞・雑誌)にインターネット情報に登場しない日はないほどの影響力を持っています。政府に対しても必要に応じて厳しく対処し、内閣改造に結果としてつながった事例もあるようです。
 
 本日も朝のラジオ放送に登場し、日刊のCapeTimesに取り上げられています。日本ではこうした役割の機関および人物は存在しませんが、護民官を日本の過去の人物に例えると水戸黄門さまということでしょうか…(諸悪をくじき、正義を貫くのイメージ)大変に時代ががってしまいましたが今後ウオッチしていきたい存在です。

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